階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

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将棋関連制作物  

将棋関連でこれまでに作ったものを(らくがき含めて)まとめてみました。
なんていうか、こう…まとめてみると、私の思いつき行き当たりばったり加減が浮き彫りですね!!!


■2013年5月20日
花将棋
http://greeny.blog7.fc2.com/blog-entry-394.html

桜の花びらをかたどった将棋駒のプリント用PDFデータ。
プリントアウトして切り取ればできあがり。
ため息をついただけで吹き飛んでしまう実用性皆無な駒なうえ、40枚切り取るのがかなり大変です。


■2015年5月9日
行方八段らくがき



第73期名人戦のBS中継見た後になんとなく描きたくなりました。
行方八段は絵に描きたくなる棋士。


■2015年12月20日
澤田六段らくがき



NHK杯で対局中の澤田六段を見て描きたく(略)
直後に澤田六段の師匠である森信雄七段からtwitterでフォローされ、動揺する。
行方八段のも澤田六段のも、iPhoneの手描きアプリで描きました。


■2016年4月4日
ねこはるさん+動画
http://greeny.blog7.fc2.com/blog-entry-420.html

ぬいぐるみ猫の棋士 ねこはるさんと、ねこはるさんの写真を加工して作った短い動画。
よくあみぐるみと勘違いされますが、私は編み物ができません。
カラー軍手を使っています。加工がしやすいのでけっこう簡単ですよ。
大変なのは服のほうです。袴が一番苦労しました。


■2016年4月27日
図解・名局探訪(第72期A級順位戦3回戦 ▲三浦-△羽生戦)
http://greeny.blog7.fc2.com/blog-entry-421.html

こういう観戦記だったら将棋わからない人にも伝わりやすいよね!ってことで。


■2017年1月1日
年賀状。



酉年だし、鳥といえばこれしかないよねってことで。
はがきに印刷したバージョンとは何か所か微妙に違います(入稿データにミスがあっただけ)。
お手持ちの方は見比べて探してみるとヒマつぶしくらいにはなります。


■2017年1月22日
駒袋



ちょっといい駒を買ったので、せっかくだから市販のよくある(?)駒袋じゃなく自分で作ってみました。
需要があるかどうか果てしなく不明ですが(単なる巾着袋ですし…)型紙をどうぞ。

五角形底駒袋型紙(PDF)

A4サイズに収まらなかったんですが、必要なのは底の五角形だけだと思いますので…。
厚手の布を使ったので縫い代は広めにとっています。

必要な材料:
布(B4サイズ程度)
キラキラビーズ大10粒
キラキラビーズ中20粒
刺繍糸少々(または丈夫な糸)
12mm幅リボン1m

自分好みの駒袋に入っていると駒への愛着倍増ですっ


■2017年2月26日
大盤




大盤を作ってみました。
複数人で棋譜ならべをするのにはどうやるのがいいかなー
→大盤があればいいじゃん
→なければ作ればいいじゃん
と。

極めて自然な流れ(?)ですね。


他に作る方がいるとも思えませんが、一応制作用のpdfを。

盤(ban.pdf/893 KB)
駒(koma.pdf/15 MB)
(駒のモノクロ画像は私の彫駒です。)

盤はA3サイズのカラーで2枚プリントしてつなげたものを、A2サイズのホワイトボードに貼って完成。
駒はA4モノクロでプリントアウトしたものを切って、
両面カラーマグネットシートに転写して駒形に切ったり文字を書いたりして完成。
転写はプリントアウトした紙の裏を鉛筆で黒く塗りつぶして、シートの上にのせてボールペンなどでなぞるとできます。

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category: 将棋

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「将棋脳と人工知能―人間はどこまで機械に勝てるのか」  

朝日カルチャーセンターで行われた「将棋脳と人工知能―人間はどこまで機械に勝てるのか」という講座を受講してきました。
講師は東京大学教授の言語脳科学者酒井邦嘉教授と、羽生善治三冠です。

結構高度な内容で、レジュメの端に走り書きで取ったメモを頼りに記憶を引っ張り出すのが大変でした。
ライトな内容の講演とかならメモなしでも割と流れで思い出せるんですが、そもそも内容が難しいと理解してないと思い出すこともできないので、メモから漏れてしまった部分は思い出すのが難しかったです。


グレー文字は私の注釈、
引用部
はスクリーンに表示されたレジュメ、
青文字は羽生三冠、褐色文字は酒井教授の発言

※ささいなメモを元に私の記憶だけを頼りにして書いています。いろいろ間違っているところもあるはずですが、その点はご了承ください。

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新宿住友ビル10階の朝日カルチャースクールの一室。
小さめの講義室の机を取っ払って椅子をぎっしりつめた感じ。開講ぎりぎりに間に合い、運よく割と前のほうにひとつだけ空いた席があったので着席。

正面にスライドを映すスクリーンがあって、それを挟むように向かって左に羽生三冠、右側に酒井教授。
羽生三冠はスモークグレーのスーツに水色のネクタイ、白のワイシャツ。
寝ぐせは「アンテナ」じゃなく、左後頭部の広範囲がふわっと浮いた感じの「浮き寝ぐせ」。



十年前の羽生さんの言葉「私がコンピュータ将棋に関心を持っているのは、コンピュータ将棋がどれほど強くなるかよりも、人間と同じような手が指せるようになるか、についてです。(中略)あるいは、人間よりも強くなったコンピュータが考えた手が、はたして本当の意味でのベストなのかどうかを知りたいと思っています(「中央公論」2007年5月号)」

酒井教授(以下酒):2007年の中央公論にこういった羽生さんの言葉が掲載されていました。

羽生三冠(以下羽):2007年…もう10年経ってしまったんだなあ、という感じです。
春にやったNHKの番組でも出てきたレンブラントの絵を模倣するAIがありましたけど、あれが将棋でも可能なのか、という。
たとえば昔の棋士の棋風を模倣するAIができるのかどうか。

開発者の方に話を聞いても、皆一様に、機械学習からディープラーニングを経て出てきた結果は、ブラックボックスなんですね。

デミス・ハサビスさんに聞いたところ、音楽は数学的処理がしやすいのでAIで再現しやすいらしいんですが。


酒:その点言語は非常にハードルが高い分野。
演奏前にAIが作った音楽だと知らせると、シーンとなったそうです。観客にバイアスがかかるんですね。
AIが作ったミュージカルを上映して反応を見るという試みがあった。観客の中にはAIが作ったことを知ってる人もいれば知らない人もいた。AI開発者は「AIが作ったかどうかではなく、ミュージカルそのものを評価して欲しい」とのことだったそうです。


羽:人間の感情的に受け入れられるかどうか、というのは大事なこと。

酒:HNKの番組で羽生さんはペッパーと対面していましたね。

羽:あれは特別な機体で他のものとは違って、音声認識で人の感情を読み取らせるようになっていた。
でも、どこまで人間の快・不快を認識できるのかについては疑問。まだそこまで繊細に読み取れてはいない。

ただ、人間と同じ感情的なアプローチができなくても、アンドロイドは視覚や聴覚などは人間よりはるかに高い性能を持たせることができる。
人間と分かり合えるかどうかは別として、ロボットならではのそれに基づいた「優しさ」は持たせることができるのでは。


酒:ロボットが感情を持つようになって、大量に世の中に出回るようなことになったら、まずロボットの学校が必要だということです。
つまり感情を持つと未成熟なロボットをそのまま世の中に出してしまうわけにはいかないと。

どういう点で安心感を得るかというのは文化によってもだいぶ違ってくるのですが、アシモは目がなくて圧迫感がある。
以前アシモに会った時、開発者の人に「呼ぶと来ますよ」と言われたので呼んでみたが来てくれなくてショックだった(笑)
ペッパーは足は二足歩行ではなくて、でも、手はとても精巧に作られている。でも握手をしたら握り返しては来なかった。そういう設計にはなっていないんですね。

これを、握手をしたら適切な力で握り返すとか、ハグし返すとかしたら、人間が受ける安心感が全然違う。
『アンドリュー NDR114』という映画がありました。


羽:すいません、見たことありません。

酒:1体のロボットが家庭の中でだんだんと人間に寄り添って感情を学んでいって、
彫刻をさせたら非常に評判がよく、売れるようになり、次第にロボットが自ら受注をするようになる。
でもロボットが作ったものにお金を払うのか、とかいろんなことが問題になる。
ロボットに法人格を持たせたらどうかとか。
ロボットは人間に近づきたいと思うようになって生体パーツに部品を変えたりして、最終的に自ら200年で「寿命」が来るようにしてしまった。生物として生きるということはいずれ死ぬことだ、と。
死ぬならロボットは果たして生物と言えるのか?


羽:現在でも家庭用に掃除機ロボットなんかが普及していますが、ほかの電化製品と違って、ほかの電化製品は修理に出したら新品同様にして返すのが基本だが、掃除ロボの場合は新品同様にして戻すとクレームが来るそうです。
人間側が個体に愛着を持つようになっているんですね。



「知能」とは何か
「知識と才能。物事を的確に理解し判断する頭の働き。学習し、抽象的な思考をし、環境に適応する知的機能のもとになっている能力」
・知識より知恵:普遍的な経験則や処世訓
・才能:「物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力(『大辞林』)

羽:AIは人間に難しいことを簡単にやる反面、人間にとって簡単なことが難しかったりする。
たとえば知らない人の家に行ってコーヒーが作れるか、という。
人間は初めて行く家でもだいたいここにコーヒーのフィルターがあって、とかコーヒーを出して、とかできるが、AIにはそれが難しい。ありとあらゆることが想定されるので複雑すぎるらしいんです。


酒:なので今ある機械は個別に用途に応じてデザインされている。
与えられた問題に答えるのではなく、問題、テーマを自ら考えられるようになって、知能を持ち自立したといえる。

人工知能の定義も開発者によって違う。



人工知能は「宇宙人」
「人工知能の研究は、計算機に人間と同じような知能を与えること、さらには、それを通して、人間の知能の働きやその情報処理原理を解明することを目指している(『深層学習』p.3)
・人工知能は、謂わば人間の行動データを分析できる「知的生命体」。地球外でも実現可能。
・人間やアンドロイドは、異質な存在に感情移入して、親切で友好的になろうとするだろうか?

酒:将棋で対局する相手としてはどうですか。宇宙人ととらえれば受け入れられるとか。

羽:人間には思考の死角があって、それは生存本能とか防衛本能と密接に結びついていると思う。
それはAIにはない。

ロボットの外見をどんどん人間に近づけるとあるところまでは親しみを感じる度合いが上がっていくのに、あるポイントを超えると急に拒絶反応が強くなる。「ブキミの谷」と呼ばれている。あまりに近くなると逆に違いが目に付いてしまうということがある。


酒:言語の分野に関してはAIはまだ単語の先読み予測の域を出ない。たとえばメーラーのSPAM判別機能は便利だが、単語を拾って判別しているだけ。フィルターを強くしすぎると大事なメールまで弾かれてしまう。まだ文脈を理解するには至っていない。

羽:AIは膨大な機械学習を経て性能を高めることができる。人間には物理的に不可能なことだがAIが出した成果から何かを得ることは可能かもしれない。


「人工知能」の光と影
・マイクロソフトの”Tay”(ツイッター参加型の人工知能)―悪意ある攻撃のため失敗
→「言語」だけでなく「心(人格)」の学習が必須
・患者の問診で精神病の判定―90%の一致
・大脳皮質の分類―96.6%の精度で自動化
・技術が先行し、悪用されることへの不安
・面倒な判断は人工知能へ任せた方が楽?
→効率重視、責任逃れ、考えない人が増加

酒:マイクロソフトのTayの例も悪用する人間によって失敗してしまった。
善悪の判断がつかない状態では問題。
マイクロソフトの失敗は言語のみでアプローチした点。
人格面のもアプローチも同時に取り組むべきだった。

医療の現場でもAIを取り入れる取り組みがなされている。精神病の患者の問診では90%の精度だった。これを90%もと見るか、10%もダメなのかと見るか。
がん細胞を見つけるAIについては人間の医師には見分けられないものも判別できる。

データの力というのは大きくて、医療のデータは膨大。AIはビッグデータを扱うのに非常に向いている。
ただ、人命にかかわるものは99%大丈夫だとしても1%ダメだとなると使えない。そこが非常に難しい。

大脳皮質の分類させたら96.6%の精度で自動化できた。人間の脳の形は人それぞれ異なるから、ここからここまでが大脳皮質、と判別するのは、人間にはもう無理。

アメリカのとある治安の悪い街で警官のパトロールするルートにAIを取り入れた例がある。
経験豊富な警官が今日はあのあたりを回った方がよさそうだ、というのではなくAIが指定した場所をパトロールする。
人間側にはどうして今日そこへパトロールする必要があるのか、理解できないこともある。
で、結果どうなったかというと、犯罪率が低下した。
AIは膨大なデータをもとにたとえば服役中だった囚人が今日あそこで釈放される、とかいったデータも元にしていたりする。
そういったものを総合的に判断してパトロールの最適化に成功した。


羽:今後AIがまるで洗濯機などの家電と同じように家庭レベルまで浸透したら、人間が考える機会が減っていく。考えない人が増える。
どんどんAIが浸透して生産活動もAIがやるようになって人間は余暇ができるという見方もあるが、じゃあそれは現在の資本主義と相いれるのかという問題もある。
カオスの問題や天気や政治の決定は人間のほうが得意なのではないか。
AIのほうが「正しい選択」をできるかもしれないが、それを人間が納得できるかどうかという問題がある。


酒:現在も車のナビを同乗者に頼むとスマートフォンなどでgoogleマップを利用して、間違えるとgoogleマップのせいにしたりする(笑)

手塚治虫の漫画で『火の鳥』という作品があって、その中で政治もAIに任せてしまって、各国でAIがあらゆる決定をする。で、どうなったかというと、各国のAIが同時に核のボタンを押して世界が終わってしまった。

AIがもっと深い意味での理解をできるようになると「人間に従わない」ということができるようになる。


羽:人に危害を与える危険のある命令を拒否するとか。

酒:現在のAI、ニューラルネットワークモデルはどうやって学習を強化しているのかというと、人間の脳の仕組みを応用している。
つまりすべてを並列に扱うのではなく、情報を処理する中でユニット間の結合の強さを「学習」によって変えることで重要な情報とそうでないものとの差をつけている。



人工知能の研究史
・1958~:ローゼンブラットのパーセプトロン(2層)
―学習機能を持つ初の計算機(パターン認識)
・1970~:特定の知識に対するエキスパートシステムの開発―記号と論理計算(シンボル)
・1986~:並列分散処理(PDPモデル、コネクショニズム)―分散表現(ノンシンボル)が対立
・2006~:ヒントンの深層学習―2層毎の事前学習(自己組織化)の結果を初期値とすると有効

(羽生三冠もこういった人工知能の研究史についてはすでにご存じの様子に見え、それはもう非常にたくさん勉強されてNHKの取材に取り組まれたことがとても伝わってきた)

酒:最初はローゼンブラットが2層のパーセプトロンで学習機能を持つ初の計算機を作り出したが、2層だったためにすぐに行き詰ってしまった。でも3層にしたらいけることがわかって、現在につながっている。これがディープラーニングの走り。

そしてヒントンが2層ごとに事前に予習をさせてそれを初期値として処理させると非常に有効なことがわかった。


羽:ヒントンさんは猫の画像認識の人ですね。

ニューラルネットワークって伝言ゲームのようなものだと思っていて、たとえば「今日朝日カルチャーセンターで講座をやります」ってことを伝言ゲームで伝えると、2、3人なら正確に伝わるが、50人くらい伝言ゲームすると「明日新宿で買い物をする」とかになってしまう(笑)
情報を誤って伝えてしまう人にはどいてもらって、情報を減らして考える、余計な情報を捨てるのが大事。ただ膨大な情報を足していくだけではなく、引き算的思考が必要。


酒:深層学習(ディープラーニング)は多くの層(深層)を含んだニューラルネットワークモデルによる機械学習の総称。
層に物理的な「重さ」を与えることによって学習を深めることができる。



人間の2つの「思考過程」
1.直列情報処理:論理的な思考力・分析力、意識下と言語化が可能な過程
2.並列情報処理:直感・ひらめき(ユーレ力)、意識化と言語化が困難な過程(結論が出たときのみ意識に上る)→脳の自動計算?

酒:羽生さんは将棋でこういったことを実感されていると思いますが、人間の思考過程には2つあって、ひとつは直列情報処理。理屈で論理的に考えて言語化が可能な思考過程。
もうひとつは意識しなくてもパッと頭に浮かんで言語化の難しい思考過程。考えてないで答えが出てくるので脳が裏で自動処理しているように見える。


(ここで羽生三冠がアルファ碁の名前が思い出せなかった?ようで苦笑されてた)
羽:googleの作ったあの囲碁のソフトは人間が意識していないことを数値として実行している。だからAIが思考法の参考になる、ということもあるのでは。

酒:人間と人工知能のいちばんの違いはインセンティブにある。人間には熱意とか好奇心、感動が必要。棋士の修行法として江戸時代の将棋無双・将棋図巧を解くというのがあると思うが、羽生さんも修業時代に解かれていたとか。非常に手数の長い詰将棋で、解いた時の感動があったからできたという話でしたね。

羽:将棋無双とかは非常に手数の長いものばかりで、長いものだと解くのに一か月かかったりする。そのモチベーションを保つのに必要な「解けた時の感動」というのは「やった、解けた」という達成感みたいなものではなくて、それだけではとても気持ちが続かないが、高い芸術性に感動することで解くモチベーションが得られた。

江戸時代の人がこんな高度な詰将棋を作っていたというのもすごいなあと思う。
ただ、江戸時代だったからそれが可能だったというのはある。江戸時代の棋士というのは将軍に召し抱えられて、詰将棋を献上するのが一番大事な仕事だった。一門の名誉をかけて最高の詰将棋を作っていた。

羽:実戦と詰将棋の違いというのはあって、詰将棋は作為を考えるとか、あと、詰めあがりを最初にこんな感じかなと想像して、その間を埋めていくというやり方をしたりする。

羽:インセンティブっていうので思い出したが、シェフ―のワトソンなんかはレシピはたくさん作るけど、自らはけっして味わえないっていう(笑)



「創造性」とは何か
・「創造」―「それまでなかったものを初めてつくり出すこと(『大辞林』)」
・新しい組み合わせを際限なく生み出すこと
・人間の言語自体が創造性
・人工知能も人間の知恵や創造の歴史の上に築かれる。データを作ってきたのは人間!

酒:ピジン言語、クレオール言語というのがあって、ある地域で不完全な英語を話す大人に囲まれて育った二世である子供は、完全な英語を話すことができるようになる。
手話での実験もあって、たとえば簡単な手話を小学生に見せる。すると誰も教える者がいなくても子供たちが勝手に手話を生み出してそれを使いこなしていく。
一番適した年齢というのもあって、それは小学校低学年。


羽:将棋のソフトがどんどん強くなっていて、将棋ソフトで強くなってプロになる、という棋士も出てくるだろう。ただ、ソフトを手本に強くなれるのか、過程や考え方を学ばずに強くなれるのかという疑問はある。

酒:新しい組み合わせを、際限なく生み出すことが創造性。言語はまさにそういうもの。
人間がAIを作ったという意味だけではなく、AIが使うデータも人間が歴史の中で作ってきたもの。
チョムスキーの喩えで『言語は「雪の結晶」』というのがある。これは詩的な表現に聞こえるがそうではなく、雪の結晶はひとつとして同じものはなくて、でも法則を持って無限の組み合わせがある。言語とはそういうものであると。


羽:言葉って可塑性っていう問題もありますね。
若い人の表現で「それな。」っていうのがあるんですけど、これは文法としては正しいんだろうか?とも思うわけです。
でも、文法から外れてもそれが認知されて成立している。それが言葉の面白いところかなと。



文法こそ創造性の源泉
入力と出力を直接結び付けるなら反射で十分:「脳」は不要
文法は入出力に対して中立で、新しい組み合わせを生み出す「エンジン」

酒:それまでの文法では間違っていてもそれが受け入れられていくんですね。完全に決まったルールというわけではなくて、文法は「エンジン」なんです。ここでいう文法というのは特定の言語ということではなく、普遍文法、人間全体の言語の体系のことです。

酒:創造性ということで一人の人物を挙げます。羽生さんもよくご存じのボビー・フィッシャーの映画がありましたね。Pawn Sacrifice。これはSacrifice、有名な彼のゲームのポーンを犠牲するというのと人生における犠牲とを掛けているわけですが」


羽:思考の過程などがリアルな映像になっていましたね。

酒:人間vs.機械ということではガルリ・カスパロフとディープ・ブルーが印象的ですね。
1997年にカスパロフがディープブルーに敗れたことで有名ですが、前年にも対戦してその時はカスパロフが勝利しています。
実はその時の敗因のひとつが指し手をディープブルーに入力した人が間違った手を入力したからだとか(笑)


羽:ははは(笑)

酒:NHKの取材でアルファ碁の対局はご覧になったんですか?

羽:対局そのものは見られませんでしたが、対局2週間前に行われた記者会見はリアルタイムで見ました。
イ・セドルさんはこの時アルファ碁がまさかあんなに強くなっているとは夢にも思っていなかったと思います。
というのもそれまでの囲碁のソフトの実力というのはプロに対して3子とかっていうレベルで、将棋でいうと飛車落ちとか飛車香落ちくらいだったんですね。それが対局時にはあれだけ強くなっていた。
アルファ碁がやった自己対戦は一手1秒とかっていうものだったそうですが、とにかくそれをgoogleの持つリソースのパワーで膨大な数の対局をして学習した。

驚いたのはアルファ碁は一手にかける時間が同じなんですね。難しい局面であっても同じ時間しか使わない。それでどうしてあんなに強いのか、不思議です。

ただ、将棋よりも囲碁のほうがパターン認識という点でAIにはやりやすい、というのはあるそうです。


酒:白と黒ですもんね。聞いて驚いたんですが、強い人同士だと黒石だけで対局できるとか…

羽:ここは配置として白石のはずだ、というのがわかるんです。

酒:将棋では2012年の米長永世棋聖とボンクラーズの対戦が電王戦のはじまりだったわけですが、米長先生の「われ敗れたり」という本で非常に感動した箇所がありました。

(「強くなるにはどうしたらいいか、米長先生が改めて考えて、詰将棋を解くことにした。勝つための知識を知っていることには意味はなく、自分の頭を使って考えることが重要なのだ、それを鍛えるのが肝要だ」という趣旨の一節を引用して)

酒:私は学生時代に数学の数式を覚えてこれさえ覚えれば問題が解ける、というような授業が大嫌いだったんです。
解くのにえんえんかかってやっと解けるような問題に取り組むのが好きだった。
米長先生のような方が「自分の頭で考えるのが大事」と書かれているのを見て感動しました。

これはつまり知識を知恵に変える、創造性を持つということにもつながります。



Human vs. Computer(denou.jp)

第2期 叡王戦

2017年 春の対局を目指して

酒:勝ち進むとソフトと対局することになる叡王戦に羽生さんも参戦されてますね。

羽:昨日もやってました(笑)
ここ1、2年で棋譜が非常に変化していると感じます。
これまでどおりのプロ棋士の積み重ねによる棋譜と、ソフトの影響を強く受けたものとが混在している状況。
これは技術のブレイクスルーになるのではないかと思っている。

ソフトをどう使うか、何を学ぶかが大事。
将棋ソフトはストックフィッシュというチェスのプログラムをベースに作られているものが多い。
ルールが全く違うゲームなのに応用できるのは面白い。


酒:アルファ碁の強みはその汎用性にあります。まったくそのまま流用できるわけでもないですが、ディープマインド社の技術は英国の厚生労働省で採用されたり、google社内の電力効率を改善するのに成功している。

羽:そんなすごいことをやっている会社なのに、ディープマインド社ってごく少数の人たちでやってるんですよね。実際取材してみて「本当にこの人たち人間なのかな」って思いました(笑)

(あなたが言いますか!!と心の中でツッコミ)

羽:将棋ソフトの開発者の方たちのすごいところって、データ量でもハードでもなく、ソフトの力を高めたっていうところ。

酒:羽生さんとponanzaの対戦が叶うのか…期待してます。

category: 将棋

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観る将棋入門案内  

指す将棋の入門書はありますが、観る将棋の入門書というか、
つまり将棋のルールはわからないけどちょっと興味あるかも、な人が
気軽に読める・観られるものの案内があったらいいかな、と思いまして。

選出条件は
・私が読んだ(観た)ことがある
・将棋のルールがわからなくても大丈夫
・メディア不問で面白いもの

で、オススメ順にご紹介します。


『透明の棋士』 北野新太 著(エッセイ)
『プロフェッショナル 仕事の流儀 名人戦 森内俊之VS羽生善治 最強の二人、宿命の対決』 NHK制作(DVD)
『ニコニコ動画 将棋公式 タイトル戦プロモーションビデオ』 ドワンゴ(PV動画リスト)

『3月のライオン』 羽海野チカ 著(漫画)
『聖の青春』 大崎善生 著(ノンフィクション小説)
『羽生善治 闘う頭脳』 羽生善治・他 著(対談・エッセイ)
『泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> 』 瀬川晶司 著(自叙伝)

『将棋の子』 大崎善生 著(ノンフィクション小説)
『羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる』 梅田望夫 著(観戦記・エッセイ・対談)
『プロフェッショナル 仕事の流儀 棋士 羽生善治の仕事 直感は経験で磨く』 NHK制作(DVD)

『将棋の渡辺くん』 伊奈めぐみ 著(漫画)
『ものぐさ将棋観戦ブログ』 shogitygoo 著(ブログ)
『note』 宮戸川 著(ブログ)
『note』 マツモト マイ 著(ブログ)


以下それぞれ個別にご紹介。
どれかひとつでも、興味のあるものに出会えますように。



『透明の棋士』 北野新太 著(エッセイ)

将棋とまったく関わることなく生きてきた報知新聞の北野記者が、
将棋と出会っていまや「不可欠」と言うほどにのめりこんでいく。
とりわけ棋士たちの魅力がこれ以上ないくらい熱く語られたエッセイ集で、web連載での好評から書籍化したもの。

劇的な描写を求めるあまり少々客観性に欠けたきらいがなくもないですが、
将棋を全く知らない人でも「とにかく棋士って、将棋って素晴らしい!」ということを感じていただける一冊です。

元のweb連載は

『実録!ブンヤ日誌』
『いささか私的すぎる取材後記』

ですが、本に収録されたエントリーは現在ではweb上では読めないようになっているのが残念です。
記事内の写真も良かったですし、web上で読むのと本で読むのとは違うので、残しておいて欲しかったです…。


将棋、または羽生さんに言及のある記事を以下にリストアップします。
リンクのないものは書籍に収録されている記事です。(2016/5/13修正)


『実録!ブンヤ日誌』

第6回 羽生善治流カレーライスの食べ方(2010.04.19)
第35回 青春を奨励会に賭けて(2011.10.24)
第39回 神様への恋(2012.01.19)
第50回 実録ブンヤ日誌(2012.06.20)
第52回 若い棋士の肖像(2012.07.24)
・第56回 夢、遠くても(2012.09.19)
第58回 千日手の長い夜(2012.10.16)
・第60回 発端――生まれ来た理由(2012.11.20)
第68回 コンピューターと棋士(2013.03.18)

『いささか私的すぎる取材後記』

・第2回 棋士が棋士であるために(2013.04.24)
第5回 一発狙い(2013.06.06)
・第9回 真夏の超克(2013.08.21)
・第11回 涙する強さ(2013.09.18)
・第13回 星々の街(2013.10.07)
第15回 死闘の果て 群青の海(2013.10.20)
・第16回 after the fight 戦いの後で(2013.11.06)
・第18回 闘志について語るときに羽生の語ること(2013.12.04)
・第20回 羽生について語るときに渡辺の語ること(2014.01.12)
第21回 闘志について語るときに渡辺の語ること(2014.01.22)
第23回 神々の集う場所(2014.02.20)
・第25回 羽生について語るときに森内の語ること(2014.03.30)
・第26回 先駆者の訪問(2014.05.01)
・第27回 奪還 震える夜(2014.05.23)
第34回 羽生の一分、鳴り響く歌(2014.10.29)
第36回 彼の中の失われない部分(2014.12.12)
第39回 表現者(2015.04.07)
第41回 台風下の棋士(2015.07.10)
第43回 いささか私的すぎる取材日誌(2015.09.11)
第45回 賢者、そして勇者がいた一日(2015.11.13)
第50回 人工知能について語る時に羽生の語ること(2016.05.13)(2016/5/13追記)



『プロフェッショナル 仕事の流儀 名人戦 森内俊之VS羽生善治 最強の二人、宿命の対決』 NHK制作(DVD)

2008年の名人戦を密着取材したNHKの番組をDVDにしたもの。
DVDなので少々値が張ってオススメしづらいという理由から2番手に甘んじましたが
内容だけで選ぶならこちらを1位に推したい作品です。

10歳のころからライバル関係が続く森内名人羽生二冠の最高の舞台での戦い。
映像の説得力という強みがいかんなく発揮された素晴らしい作品です。
百聞は一見にしかずとはこのこと。
生身の人間が知力体力の限りを尽くして苦悶しながら戦う様が克明に描かれています。

将棋なんて動かないし、そんな映像観たって面白くないでしょ?と思う方、そのイメージが覆りますよ。



『ニコニコ動画 将棋公式 タイトル戦プロモーションビデオ』 ドワンゴ(PV動画リスト)
※ご視聴の際にはコメントオフ推奨

ニコニコ動画で中継された過去のタイトル戦のプロモーションビデオを私がリスト化したものです。
(1つだけチェスが紛れていますが…)
視聴にはログインする必要があるかもしれません。
タイトル戦他将棋関連の生放送がたびたびありますので、
これを機に登録されるのも良いのではないでしょうか。

ニコニコ動画 将棋公式チャンネル

プロモーションビデオだけあっていずれも映像の力が凝縮した素晴らしい動画です。
2012年度の名人位400年記念のシリーズがニコ生でタイトル戦を初めて完全生中継したのを皮切りに、
以降断続的にPVが作られましたが2014年度の王座戦を最後に
ドワンゴが主催する叡王戦・電王戦以外のPVは作られなくなりました。(タイトル戦中継は続いている)
また作って欲しいなあ…。
リスト中の動画を以下に列挙します。


・ネット初!完全生中継【将棋】第70期名人戦七番勝負PV


2012年度 第70期名人戦 森内名人vs羽生二冠。
名人位400年記念として大々的にPRした名人戦でした。
私が観る将棋ファンになるきっかけがこのPV。
「へ~、ニコ生で中継するんだ~。ちょっと見てみようかな」と思ってから4年たちました。


・将棋 第84期棋聖戦 羽生善治棋聖vs渡辺明竜王 PV


2013年度 第84期棋聖戦 羽生三冠vs渡辺竜王(三冠)
史上初三冠対決!ということで注目度が高かったシリーズ。
渡辺竜王が勝てば渡辺四冠、羽生二冠となり、世代交代のかかった大一番でした。


・将棋 第61期王座戦 羽生善治王座vs中村太地 PV


2013年度 第61期王座戦 羽生三冠vs中村六段
八王子将棋クラブの後輩である中村太地六段が、前年度の棋聖戦に続いて挑戦したシリーズ。
王座戦のPVというより中村六段のPVという感も。


・将棋 第26期竜王戦 渡辺明竜王vs森内俊之名人 PV


2013年度 第26期竜王戦 渡辺竜王vs森内名人。
渡辺竜王は竜王位獲得10期目のかかった、竜王vs名人という注目度の高いシリーズでした。
しかも9年前に竜王を奪った相手が誰あろう森内名人。9年越しのリベンジマッチ。


・将棋 第62期王座戦 羽生善治王座 vs 豊島将之七段 PV


2014年度 第62期王座戦 羽生名人(四冠)vs豊島七段
関西若手出世頭と目されて久しい豊島七段が満を持しての登場。
豊島七段が将棋を始めたきっかけが4歳の時に羽生名人らが特集された番組を見たからというエピソードが語られる良PV。


・2014.11.28 電王戦特別チェス対局:ガルリ・カスパロフ vs 羽生善治


こちらは番外編。
電王戦のプロモーションイベントの一環として催されたチェスのエキシビションマッチのPV。
トーナメントプロとしてはすでに引退したものの伝説とまで称される元世界チャンピオンのカスパロフ氏
チェスで日本トップレベルの羽生名人との夢の対戦でした。

つい先日現役トッププレイヤー相手にカスパロフさんが超早指しで対戦して
大活躍したというニュースを見ましたが、案外これがきっかけで
プレイヤー魂に再び火がついた…?のかもしれません。

実際の対局中継の録画もまだ観ることができます。

【電王戦特別企画】ガルリ・カスパロフ vs 羽生善治チェス対局




『3月のライオン』 羽海野チカ 著(漫画)

高校生とプロ棋士という二足のわらじをはく桐山零を主人公とした漫画。
一見ほんわか系の絵柄とは対照的な、シリアスな人間ドラマです。
プロ棋士が主人公なので将棋の描写が当然ありますが、ルールや将棋界事情などいっさい知らなくても問題ないです。
私が将棋に興味を持つきっかけとなった作品。

TVアニメ化・実写映画化が決定していて、そこからまた新たな将棋ファンが生まれることでしょう。

TVアニメ公式サイト
映画公式サイト



『聖の青春』 大崎善生 著(ノンフィクション小説)

29歳で夭折した天才棋士・村山聖(むらやまさとし)九段の生涯をつづったノンフィクション小説です。
「東の羽生、西の村山」と並び称される存在でしたが、幼少期から重い病気を背負い
文字どおり命がけで将棋を指した、激しくまばゆい一生の記録が刻まれています。

松山ケンイチさん主演で映画公開が予定されていて、公開されれば大きな話題になること必至。

映画公式サイト



『羽生善治 闘う頭脳』 羽生善治・他 著(対談・エッセイ)

羽生名人の若いころから現在に至るまでのエッセイや他の方が羽生さんのことを書いた文章、羽生さんと著名人との対談などを贅沢に集めた一冊です。
当初ムックとして発売されたものが文庫化されました。
非常に充実した内容で、ここ20年の間に変化(進化)していく羽生名人を文字で追うことができます。



『泣き虫しょったんの奇跡 完全版<サラリーマンから将棋のプロへ> 』 瀬川晶司 著(自叙伝)

一度はプロ棋士の夢を断たれてサラリーマンになったのちに、アマチュア大会で頭角を現したことで
異例のプロ編入試験を受けて見事夢をかなえた瀬川五段の自叙伝。
現在の三段リーグ編入試験・プロ編入試験の制度を設けるきっかけを作った方です。
将棋だけで純粋培養された棋士たちの集まる特異な世界というイメージを持たれることもある将棋界ですが
瀬川五段はサラリーマンを経験しているので、
そういう意味で非常にとっつきやすく読んでいただけるのではないかと思います。

瀬川晶司のシャララ日記(瀬川五段のブログ)



『将棋の子』 大崎善生 著(ノンフィクション小説)

『聖の青春』の作者によるもう一冊の将棋ノンフィクション小説。
プロとして輝かしく活躍する棋士たちがいる一方で、棋士になる夢に破れていったたくさんの若者たちがいます。
そういった若者の一人のその後にスポットをあてた作品です。
ノンフィクションであるということを信じたくないと思うような展開で、私は途中で読むのがつらくなったりしましたが
結果的には最後まで読んで良かったと思えた一冊です。



『羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる』 梅田望夫 著(観戦記・エッセイ・対談)

既存の二冊の本を一冊にまとめて編集・加筆した一冊。
著者の梅田望夫さんはシリコンバレー在住のIT系コンサルタントなどを生業とする事業家。
アメリカに住みつつも長年隠れた将棋ファンで、
「観る将棋ファン」という概念を打ち出した「観る将」のカリスマともいえる梅田さんが
羽生さんのタイトル戦をリアルタイムで追い、周辺の棋士に取材をし、対談して
「羽生善治」という存在を解析しようと試みた名著です。

盤側で観戦したり何度も対談を重ねたからこその描写と観察力と分析力を活かした考察が出色。



『プロフェッショナル 仕事の流儀 棋士 羽生善治の仕事 直感は経験で磨く』 NHK制作(DVD)

2006年に羽生さん個人にNHKが密着取材した番組のDVD。
ちょうど10年前ですから35歳当時の羽生さんのいろんな場面での様子が見られる貴重な映像です。



『将棋の渡辺くん』 伊奈めぐみ 著(漫画)

著者の伊奈めぐみさんは渡辺竜王の奥様で、以前から人気だったブログがきっかけで
いきなり漫画を連載することになり、それが単行本化されました。
ブログに垣間見えるセンスが漫画でも発揮されていて、とてもいい味を出しています。
渡辺竜王の飾らない(そしてちょっとずれた)日常がつづられるほのぼの漫画です。

妻の小言(伊奈めぐみさんのブログ)
渡辺明ブログ(渡辺竜王のブログ)


『ものぐさ将棋観戦ブログ』 shogitygoo 著(ブログ)

観る将棋ファンの間で巨匠と呼ばれているshogitygoo(しょうぎたいぐー)さんのブログ。(羽生名人ファン)
質の高い大変読み応えのある記事がたくさんあって、観る将棋ファン必見です。



『note』 宮戸川 著(ブログ)

noteというのはサービス名なので、ブログのタイトルは『○○のnote』ということになるでしょうか。
将棋ファン(三浦九段ファン)である宮戸川さんの文章がつづられたnote(ブログ)です。

将棋の内容にはいっさい触れていないし、目的を放棄することを目的としたような文章なのに
将棋と棋士の魅力がひしひしと伝わる、天才としか言いようのない記事が読めます。



『note』 マツモト マイ 著(ブログ)

将棋ファン(森内九段ファン)でかつライターであるマツモト マイさんのnote(ブログ)です。
こちらも将棋の内容には一切触れずに将棋と棋士への愛をあふれさせた文章が素敵。
第1期 将棋もも名人戦がオススメです。

category: 将棋

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図解・名局探訪  

shogi-infograph_20160506105037f57.png

[ PDFはこちら ]


twitter上でのイラスト観戦記のアイデアを受けて、自分で描いてみたくなりました。
第72期順位戦の三浦羽生戦を選んだ理由は、この将棋が好きだからというのもそうですが、なにより将棋のポイントがしぼられていて視覚的に表現しやすそうだったから。そして将棋をわからない人にも伝わりやすいものになりそうだったからです。
将棋ファンになって4年の間にリアルタイムで見た対局の中で一番好きな将棋は第72期名人戦第1局ですが、あれは難解な応酬が果てしなく続く展開で、あの将棋の魅力を視覚的に表現するにはどうしたらいいのか、ぱっとは思いつきません。
将棋ファンが見て楽しんでもらえるのもうれしいですが将棋に関心のなかった人の目に留まって
「将棋ってこんななんだ、ちょっと面白そうかも」
と思ってもらえたらいいなあと思います。

category: 将棋

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桜と将棋とぬいぐるみ  

4月になり桜が咲き…そう、名人戦の季節です。
第74期名人戦は前期王座戦でも戦った佐藤天彦八段を挑戦者に迎えて4月5日に椿山荘にて開幕します。
とてもとても楽しみです。
1年前は当日まさかの入院という予期せぬ事態に現地観戦がかないませんでしたので、今年は何としても行くつもりです。(でも実は有休申請これから…)

さて、4月から今期が始まったということは3月末で前期が終了したということです。
そしてその前期を総括する将棋大賞も発表されました。

第43回将棋大賞受賞者のお知らせ

羽生名人が2年連続21回目の最優秀棋士賞を受賞されました。
おめでとうございます!!

最優秀棋士賞とはMVP(most valuable player)あるいはPlayer of the yearのことですね。
現役生活30年中21年間、最も優れ秀でた棋士である、と。めでたい。

めでたいので動画で祝ってみました。


羽生善治名人 最優秀棋士賞受賞 お祝い動画



はい。

ぬいぐるみは「ねこはる」さんといいます。
※ぬいぐるみは現実の人物・団体とは関係ありません。


カラー軍手でぬいぐるみを作って、
1_20160403234541c2d.jpg
まだヒゲもメガネもありません

無料型紙工房ことろさんの型紙を参考に和服を縫い、
2_2016040323454313c.jpg
衣装一式。

絵コンテなんかも一応書いてみたりして、
IMG_9062.jpg

iPhoneで写真を撮り、Photoshopで加工し、
psd_20160404000413122.jpg

Adobe AnimateCCで動画にしました。
fla.jpg


以前webがFlash全盛期だったころに仕事でFlashバナーを大量に作っていたので、その要領です。
音を入れることも考えて素材を集めていたのですが、アニメーションが短すぎるのとあわないのとで結局無音の動画になりました。
最後の扇子パタパタがなければ10秒にも満たない動画ですからね…。
長編のクレイアニメーションとか作る方は狂気の沙汰(ほめ言葉)です。



で、なぜ最優秀棋士賞を祝うのか21回目の受賞で別段今年に限って祝う理由はないじゃないか、
という疑問がわくかもしれませんが、そこはあまり深く追及しないでください。

ぬいぐるみがなぜ猫なのか?という点については、はじめは人型で考えて材料をそろえていたのです。
もうだいぶ前のことです。2年くらい前かもしれません。
以前私はマイケルくんというぬいぐるみを作っていたし、そうだ、作ってみようと。
が、材料がほぼそろったところで、自分内倫理委員会から待ったがかかりました。
人型はNGだと。

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マイケルくん

実はマイケルくんを作ったのは、マイケル・ジャクソンが亡くなった後なのです。
きれいな景色とかをマイケルの代わりに見せてあげられたらいいなあなどと考えて作って、
マイケルくんを連れてマイケルの暮らしていた街であるロサンゼルスに行ってみたりもしました。

マイケルくんを作ったのはそんな状況だったのですが、
今度作ろうとしているものはそうじゃないだろうと。
そんなわけで自分内倫理委員会からNGが出てしまったために、
材料がもったいないけどお蔵入りに…なるはずでした。

が、昨年末ころふと思ったのです。
猫ならいいじゃん…!と。

どういう思考回路と価値観でそうなるのかわからないというのは至極ごもっともだと思いますが
そうなったのです。
深く追及してはいけません。

まあとにかくそんな理由です。(文章をまとめる気がない)


できれば和服も色を変えたり紋付を作ったりしてみたいのですが…
たぶんやらない気がします。
画像はたくさん撮ったしこれからももちろん撮れるので、それを加工して遊んだりはするつもりです。
そんなわけで今後ともねこはるさんをよろしくお願いいたします。

GH171_L.jpg

category: 将棋

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第9回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝 「決勝」  

(長くなったので準決勝と決勝とで分けました。準決勝の記事はこちらです

決勝に勝ち上がったのは羽生名人と森内九段。
私が一番見たいと思っていた組み合わせでした!!( ´ ▽ ` )

お二人が新宿の小田急百貨店でのこども将棋大会で出会ってから35年。
今もなお将棋界のトップとしてしのぎを削り合う、永世名人有資格者同士の戦い…!
その熱い戦いを生で、間近で観戦できるなんて、こんな夢のような出来事があっていいのでしょうか!?
興奮収まらないままの気分を「楽しみすぎて爆発しそう」と表現したら、
「そんなにも何かを楽しみにする気持ち、いつ以来ないだろう。うらやましい」と言われました。

午後の決勝は振り駒の結果、またしても羽生名人が後手。
14:30に対局がスタートしました。

▲森内九段 - △羽生名人

▲7六歩△8四歩▲6八銀から矢倉の進行に。
矢倉といえば以前は先手矢倉といえばこれ、という定番だった▲4六銀▲三七桂型に後手が△4五歩で銀を追い返す指し方が有力とされて、最近は先手が早囲いにしたりと色々工夫されているところ。
森内九段は矢倉のスペシャリスト。今回はどんな将棋になるのかな?

以下は対局観戦しながら私が思っていたことです。

△7四歩~△5三銀右!
→これは!△5三銀右急戦矢倉!!!

最近ではほとんど見かけなかった作戦です。
▲4六銀▲三七桂型が猛威を振るっていた頃に、後手が対抗策としてこの作戦を用いていたような印象を持ってます。

事前対策が万全なことで定評がある森内九段。
早指し戦では相手の用意の作戦にハマってしまうとそれだけで勝負がついてしまう危険もあって、羽生名人がそれを外しに来たのかなー。

……

▲2五歩△5四銀
→△5四銀って、見たことないなあ…

……

▲1五歩△3三銀
→急戦矢倉では後手が飛車先の歩交換を防がないのはよく見るけども、飛車先の歩を交換させてから銀上がるのかー。なんでだろう。

……

▲1七桂△2四銀
→角のにらみが利いてて3六の歩を動かせないから端から桂を。で、後手はそれを先受けして銀を上がったと。

って、森内九段がここでめっちゃ考えてる。持ち時間40分なのにもう20分以上ここで考えてません!?長い。まだ序盤なのになんでだろう。観戦してるお客さんたくさんだけど、でもとても静か。

これだけの人数がいるのに、誰も声も音も発しないで、凝縮した緊張感の中で全員が森内九段の次の一手に傾注している。

▲5九飛
→2四銀と端を受けさせたから中央へってことなのかあ。

……

△5五歩
→羽生名人もお返し長考で9筋の端を突き合ってから。うーん、せっかく切った5筋の歩を打たされて、しかも歩切れになってしまって、後手面白くなさそうな…。角道も止まっちゃったし。

……

△5一角▲5七銀
→後手の角使いにくそう。
働きの弱かった先手の右銀は中央から捌けそうな予感…。

銀交換になって懸案だったと思われる先手の右銀は捌けたところで本格的な戦いが開始。

……

△3八銀!
→羽生ゾーン!羽生ゾーン!! (※正確?には2三のあたりに駒を打つことをこう言う)
そんなところに打ってしまって大丈夫なんですか!?
その銀は遊ばないのですか!?!?

……

△5七歩
→私も打ちそうな歩だから、不安…。攻めが重そうな??

▲7七角~▲5五金~△3三角~▲6五金
→コビン恐い!コビン恐い!!(>_<;; 玉頭も危ないし、角にコビン狙われたまま桂馬まで跳んできたらと思うと…
って、△6五金!自玉は大丈夫なんですか!?!?!?

……

▲4一銀△6九銀
→ぎゃー、矢倉崩しの定番、銀ひっかけきたー!って後手もひっかけたー!!!どっちが危ないの???

……

▲4四角成
→またイヤなところに馬がっ(>_<)

△4一飛
→銀は取れたけど、王様狭くなったような?

▲2四歩~
→ですよねー!馬に張り付かれたまま玉頭攻めこわいよー…受かるんですかこれ!?なんか無理そうに見える(>_<)
でも羽生名人の表情を見ると、勝つときの雰囲気がある…。
先手の攻めは受かってるということですか!?
どきどきで喉の渇きが半端ないです(観客は飲食禁止)

……

△6八角
→あっ! これは、受かる??というか攻防に利いた馬ができますね…!それでもめちゃめちゃ恐いけど…!

……

▲6六歩
→おっとこれは!ここで受けるのではおかしい、です、よ、ね??

……

△2五歩
→後手もいったん自玉を受けて、と。同桂同桂2六歩が恐いけど…その瞬間になにか…あるのかな…馬がいるから寄せがある?

……

△8七歩~△6六金
→うおー。歩があたってた金を押し売り!これは…!

……

△8九銀

120手にて後手羽生名人の勝ち!
これで朝日杯は3年連続5回目の優勝です。
やったー!!!(*´▽`*)

盤側で観戦している分には(私の棋力では)どっちが勝っているのか全然わからなくて、
△6八角打たれるまでは後手受からないんじゃないかと生きた心地がしないでいました。
もう、ずっと立ったままで足が痛いのも忘れるほどの、激しい展開で…
2時間以上にわたるお二人の力のこもった熱戦・名局に、終局してしばらくは呆然としてしまいました。

去年おととしの羽生渡辺戦もゴールデンカードでしたが、羽生森内ももうひとつのゴールデンカード。
長ーい付き合いのお二人同士、羽生渡辺戦とは違った独特の緊張感と同時に、
相手に対する安心感みたいなものも感じられて本当に貴重な経験でした。
こんな素晴らしい将棋を間近で観戦することができて、生きててよかった…と心底思いました。

棋士のみなさま、関係者のみなさま、そして一緒に観戦していたファンのみなさま、ありがとうございました( ´▽` )ノ


関連記事
第9回朝日杯将棋オープン戦中継(棋譜中継と当日生中継した映像が配信されています。)
ライバル対決、伝わる緊迫感 羽生名人、森内九段下し3連覇 第9回朝日杯将棋オープン戦


羽生名人「3連覇うれしい」 朝日杯将棋ダイジェスト

category: 将棋

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第9回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝 「準決勝」  

(長くなったので準決勝と決勝とで分けました。決勝の記事はこちらです


今年も朝日杯将棋オープン戦公開対局の季節を迎えました。
将棋ファンになって以来、毎回羽生名人が準決勝に進出されているので、私も今回で4回目の参加です。

[ 過去のレポート記事 ]
第8回朝日杯 決勝 
第8回朝日杯 準決勝 
第7回朝日杯
第6回朝日杯

[ 朝日杯の特徴 ]
・持ち時間40分(チェスクロック使用)+切れたら1手60秒未満の秒読み
・準決勝、決勝が公開対局
・当日解説(現地会場)付き生中継がテレ朝チャンネル2(CS)とニコ生で放送され、後日録画映像が朝日新聞のwebサイトで公開される
・web上で棋譜中継が見られる
・もちろん日本将棋連盟モバイルでも中継が見られる

という、ファンにはたまらない、とても楽しみの多い棋戦なのです。
しかも、公開対局と一言で言いますけどね。
すごく近いんですよ!!!
2~3メートルの距離で対局観戦できるので、駒音はもちろん対局者のため息まで聴こえてしまうのです…!

そんな年に一度のお楽しみ。
今年は2月13日(土)に有楽町朝日ホールにて開催されました。


[ ベスト4に勝ち上がったメンバー ]
羽生善治名人(45)
森内俊之九段(45)
村山慈明七段(31)
戸辺誠六段(29)

[ 準決勝の組み合わせ ](リンク先は棋譜中継)
羽生名人 - 村山七段
森内九段 - 戸辺六段

どちらも永世名人有資格者に30前後の棋士が挑むカタチとなりました。
私の朝日杯観戦スタイルは明快です。
羽生名人の対局は対局場で観戦、そうでなければ大盤解説会。これです。
山崎隆之八段らによる大盤解説会も大変魅力的なのですが、
なにしろこんなに間近に対局を観戦できる機会はここをおいて他にありません。
対局会場はもちろん無言で物音も衣擦れしかしないような状況で、当然解説は一切聞くことができません。
でも、生で観戦して、対局者と同じ空間で同じ時を過ごすのは、大変濃密で贅沢な時間なのです。
普段は記録係と観戦記者にしか許されない盤側観戦…!


入場したのち、まず対局場に入って観戦場所の確保をします。
が、朝日杯は先手後手によって対局者の座る席が決まります。
先手が向かって右、後手が向かって左。奥に置かれる大盤の先手後手と合わせた格好です。
入場した時点では先手後手はわからないので、いい位置を確保したいと思ったら頼るのは己の勘です。
後手かな?と、向かって右側の位置を確保して、見事当てました。やったね。

▲村山七段 - △羽生名人

先手村山七段、後手羽生名人。
これまでの対戦成績は羽生名人から見て3戦3勝。

公式戦では対羽生戦が全敗の村山七段ではありますが、お二人は一緒に研究会で将棋を指す間柄。
研究会をしていて一度も勝ったことがないとはちょっと考えられません。
やはり羽生名人と研究会(VS)をしている長岡裕也五段が「研究会での対羽生勝率は1~2割」ということらしいですが、
村山七段ははたしてどうなのでしょう。

初手▲2六歩から角換わり腰掛銀へと進みました。
最近プロ間でさかんに指されている戦法で、「端歩をどうするのか」が大変ホットな最前線での駆け引きとなっています。
端の歩を突くか受けるか突かないか受けないかで、いったい何がそんなに違うのか
正直なところ私程度ではさっぱりわからないのですが、それによって確かに駆け引きが行われているのです。
羽生名人は後手ではずっと9筋の端歩は突かれたら受けていたのですが、
ここで(たぶん)初めて9筋の端を保留する形に!!
そして△7四歩~△7三桂!
9筋の歩を受ける1手を省略して、後手から先攻しようという作戦です。(そのくらいはわかる)
ただ、今までだってムダに端の歩を受けていたわけではないので、メリットだけでもないはず。
そこのところがどうなるのか。
こうやって定跡とは進化していくのですね。

以下は対局観戦しながら私が思っていたことです。


△6五歩
→そしてついに後手から仕掛けたー!とりあえず羽生名人が攻めている方が観ていても楽しい。

▲同歩△1四歩
→仕掛けてから端!? もし先手が受けなかったら9筋を保留した分の1手の速さがなくなっちゃう。

▲4五歩
→逆に先手から攻めの手。ですよね。そうですよね。

……

△4四銀
→ぶつかったまま放置されているとむずむずするけど、3筋の歩は先手も後手もお互い取れないんだな。
先手が取ったら後手は△3六歩、後手が取ったら▲2四歩同歩同飛で十字飛車。

▲1六歩
→あれ、ここで受けるんだ!?この時間差はなんなのだろう。でもこれならやっぱり後手が先攻できるのでは。

△6五桂
→きたー

……

△7三角▲5九角
→飛車に狙いをつけている後手の角に対して、先手の角は受け一方。しかも壁になっちゃってる。
この交換は後手が得したでしょ!羽生名人有利なんじゃないかな??

▲1五歩
→玉頭から攻めかかられているのに端は間に合うのだろうか。

1筋での応接のあとは中央で銀が交換になって、

▲6五銀△8七歩成
→銀交換後に先手が桂得して、ここで歩成り??
…(30秒経過)…あっ!!!!十字飛車か!!!!!!!

△6五飛
→これで▲桂△銀の交換で後手ちょっと駒得。

……

▲2二歩
→この歩イヤだなあ。金でも玉でも取りたくないけど、取らないのはもっとマズい。どっちで取るんだろう。

△同玉
→端に近づいちゃって怖いなあ。大丈夫なのかなあ。

……

△6八歩
→なんだろうこれは。同金とされたら壁が解消されちゃうけど。

▲1二歩成~△同玉
→こう見ると端からの攻めは恐くないんだな。後手玉は右にいくらでも逃げられそう。

△4六飛~△1六飛~△3六飛
→こんなに真ん中を飛車がびゅんびゅん動き回る角換わりの将棋見たことない。
先手は自陣にフタしちゃってものすごく窮屈そうだ。タダでさえ壁形でツラそうだったのに、一層ツラそう。
これは羽生名人がだいぶいいでしょ!!

……

▲2四桂△2七歩
→金取りを無視して飛車を抑え込む2七歩!これは気持ちいい。先手の大駒を2枚とも抑え込んで、駒の働きがまるで大差です。これは優勢なはず。
どうやって決めるのかなー。

……

△8八歩
→うおーーー堅実。先手はロクな逃げ場もないし間に合いそうな攻め手もないし、これで十分なのか。

……

△4六桂~△4七銀
→なるほどー!!!

108手にて羽生名人の勝ち。
一方的に攻め倒したように思えましたが、実際のところどうだったのでしょう。
これで3年連続決勝進出です( ´▽` )



(長くなったので準決勝と決勝とで分けました。決勝の記事はこちらです


category: 将棋

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