階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

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『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』  

てなわけで、観てきました劇場版『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』

感想の前に、まずは鑑賞に至るまでの道のりを書かねばならないでしょう(苦笑)
前回書いたようにAさんと新宿で見るつもりで
その新宿ピカデリー4に行ってみたところ、なんと既に全回立ち見!!!
なんですとー!!!

先週の金曜まではピカデリー2あたりのスクリーンだったのが
土曜からこの4に移ったワケなのですが、この4、定員たった44人の超小規模劇場。
しかも(立ち見表示と一緒に書いてあった)スクリーンの大きさが1.1×1.8mですって。


たたみ一畳分!?

コレはアレですね。小学校の教室でOHPのスクリーン見てるみたいな。
…そんなんで正規料金とるって、許されるのかそれは(-_-;
場所が場所だけにそれなりの覚悟で行ったんですけど、予想を大幅に下回る現実に愕然。

とりあえず立ち見の人は早いもの勝ち(座席数が44だから立ち見できる人数もたかが知れている)
だというので、並ぶとさっそく後続に列ができました。
そして並びながらイクスピアリに問い合わせ。

「鋼の錬金術師の空席状況を知りたいんですけど」
「ご一名様もお買い求めになられておりません」

とかなんとか(表現は違ったかもしれないが)言われました。
ええと、つまり空席率100%(笑)
なんなんだ、この落差!!(^^;

というわけで一切の未練を残さず新宿を後にしました(笑)
1日1回の上映時間までまだ大分あったので、食事などしつつ時間待ち。
何故か”高畑さん(エスパー魔美)ってどーよ”などの話題に花が咲きました(笑)

時間が来て劇場の入り口で並んでいると、その後それなりに列が出来ました。
ちなみに私たちは2組目。
向かいの『容疑者 室井慎次』の劇場前の行列は漏れなくカップルで構成されているのに対して
こちら側は…………(爆)
ええ、新宿との落差の原因はまさにコレですね。
立地って大事なんだな、としみじみ思った次第です(笑)

公開終了間近なんでネタバレもないでしょう…
今回の映画のストーリーを私なりに要約してみます。

------------------------------------------------------------
登場人物:
エドワード・エルリック(以下、エド)
アルフォンス・ハイデリヒ(以下、アルフォンス)
アルフォンス・エルリック(以下、アル)


アルフォンス「エドってば、別れた愛しい人に似てるからって私と一緒にはいるけど、昔話ばかりしてちっとも私のことなんか見てくれやしない…」
エド「故郷に戻る方法もないし、どうすればいいんだ。アルは無事だろうか…」

そんな中、ふとしたことでアルが故郷で生きていることが判明。

エド「アルが生きてるってわかった。もう、満足だ」
アルフォンス「そんなこと言わないで。もうそんなあなたを見ているのは耐えられない。私はその人の代わりじゃないのよ!帰ってあげなさいよ!!」
エド「アルフォンス…」

アルフォンスが命懸けでエド帰郷させるも問題発生。

エド「アル!無事生きてたんだな!オレは始末を付けに向こうへ戻らなければ…でも、お前にひと目会えて、もう思い残すことはないよ。さようなら」
アル「そんなこと言わないで!私もう、二度とあなたと離れない!どこまでも付いてゆくわ!!」
エド「アル…!」
アル「ああエド…!」

------------------------------------------------------------

…えーー。『シャンバラを征く者』はこんな感じの物語です。
一部口調などに私の勝手な演出がありますが、大筋では間違っていません(笑)
あ、ちなみにアルはエドの弟で、アルフォンスも男性ですので(笑)

さて、以下(真面目に)感想


観終わったときの感想は「切ない」のひとことでした。
切ない。切な過ぎます。
TV版の後半では、弟のために全てを受け止めて背負うエドの覚悟に感動しましたが
映画版の結末を見た直後は、さすがに「そんな、全てを自分ひとりで背負おうとしなくても…」と
なんとも「切ない」としか言いようのない気持ちに。
でもでも、考えれば考えるほど、彼のあの行動は必然だった、と言いますか
ああする他にはなかったよなぁ…と思えてきます。

一緒に観に行ったAさんはエドがウィンリィを置いていってしまったことに
ひどくご立腹のようでしたが、まあそれはともかく(笑)

エドも言っていたように
ホーエンハイムは妻を愛していて、そして(ホーエンハイムにしてみれば自分のせいで)
扉の向こう側に来てしまった息子を元の世界に戻してやりたかっただけ。
アルフォンス・ハイデリヒもエドを元の世界に戻してやりたかっただけ。
ノーアは自分の国が欲しかっただけ。
アルは兄を連れ戻したかっただけ。
そしてエドは(そもそも)弟の身体を取り戻したかっただけ。

これらそれぞれの動機はみんな純粋なもので、
他の悲劇を引き起こそうなんて思っていたわけではない。
でも、結果的にこれらの要因が作用したことで悲劇をもたらしてしまうことになった。

また、TV版のラストで語っていたように
エドは(弟の身体を戻してやることに成功していたとしたら)
「代価なしに何かを得てしまったのかもしれない」と感じていました。

そこへもって自分が「こっち側」に来たことで、
生き残ってしまったことで、今回の悲劇が生じてしまったワケです。
エドは悲観的にそう感じてはいないにせよ
「生きている限りこの世界と関わりを絶つことは出来ない」以上
自分の責任を感じないわけにはいかないだろうし、
これまで重い現実と向き合って背負い続けてきた彼が
今更現実から目をそむけて無関係のふりをすることもできないでしょうし、
また、自分以外にやるべき人間はいないという事実に気づかないでいられるほど
愚かでもありません。

まあでも、それでもやっぱり「自分ひとりだけ扉の向こうの世界に戻る」という以外の方法は
なかったのかなぁと考えずにはいられませんが…。
たとえば大佐(伍長)と一緒に、開いてしまっている扉を”こっち側”からだけでも
ふさげば、とりあえず2つの世界の間で行き来できなくなりますし。
そもそも”扉”は錬金術世界の人たちみんなの心に存在するとかで、
物体として存在するわけじゃなくて、
いわば違う次元をつなぐ”穴”みたいなものでしょうから、
今回開いた扉を壊したからといって、あの”真理の扉”がなくなることはないんじゃないでしょうか?

とはいえあのエッカルトは”向こう側”に戻さなきゃまずいし
”向こう側”に錬成陣とかホムンクルスとかを残しておくわけにもいかないし。
”向こう側”に行ってしまった原子爆弾の元も放っておけないし。
更に言うならエドはアルが無事こちら側で生きていることがわかって
そしてひと目会えて満足だったでしょうし、
今回の件が済んだら、こちら側でも向こう側でも、
エドにとってはもう、さしたる違いは無かったのかもしれません。

あともうひとつ、”対価なしに何かを得てしまった”うえに
その結果生じた悲劇の中で自分だけが元の世界に戻って、
大切な人たちと生きていける幸福を得る、ということに抵抗を感じたのかなとも思います。
そんなこと考える必要はまったくないのですが、等価交換に見合わない、と。

思ったことただ書き連ねてしまって収集がついていませんが
こんな感じで”あの結末しかなかった”と思いました。
でも、せめて一人ぼっちにならなくて良かった。

”等価交換の原則”にのっとってバッドエンドにもハッピーエンドにもならないあたり、
この映画の結末はまさに『鋼の錬金術師』という作品にふさわしいんじゃないでしょうか。

TV版の続編ということもあり、同様に魂のこもった骨太のいい作品でした。


■追記
ところでウィンリィはエドのオートメイルを常に携帯してたようですけど、
ロゼからアルのおかげでエドが手足を取り戻したっていう話は聞かなかったんでしょうか??
それともアルを助ける際に、また手足を失ったかもしれないと
そんな予想がついたんでしょうか??
それとも、単にいつか会える日までの象徴として、持っていたかったんでしょうか…?
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ここ最近ずっと具合が悪かったので、日記もお休みしてました。風邪です。風邪。2日間ず~っと7度5分を維持(笑)微妙。そしてその微熱にうなされながら、頭の中でリフレインしていた言葉。     ↓     ↓     ↓     ↓「エドの嫁にはウィンリィしかお.

Aira's Book Review | 2005/09/03 11:21

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