階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

『のだめカンタービレ』  



二ノ宮 知子 / 講談社(2002/01)
Amazonランキング:位
Amazonおすすめ度:



いまさら紹介するまでもなく、既に大ヒットしている『のだめカンタービレ』。
音大生が主人公の、クラシックを扱った少女漫画。
主人公は変人で独創的なセンスのピアニストの卵・のだめこと野田恵と、
のだめに取り憑かれてしまった、駆け出し指揮者のオレ様・千秋真一。

私もずっと気になっていて、名前をみかけたり耳にしたりするたびに気にかけていました。
で、先日ついに購入して読みました。

面白い!
1巻からもう大爆笑ですよ(笑)
お腹抱えて大笑いして、床をバンバン叩いちゃうくらい。
私が漫画で声を出して笑ったのは、今まで『燃えよペン』(島本和彦)くらいなものです。

んが、あまりに秀逸な笑いに気をとられて、読む前に触れた評では
コメディ面ばかりが取り上げられていたように思いますが
その笑いを支える芯の部分、といいますか
私が”笑い”以上に、ぞくぞくするほどの衝撃を受けたのは音楽の部分。

私が少女漫画を敬遠する最大の理由は「リアリティの希薄さ」故というのは何度も書いてきたとおり。
私の言うリアリティというのは、現実的であるかということではなくて
たとえ非現実的であってもそれを”リアル”だと感じさせるかどうか、ということです。
説得力と言い換えても良いです。
作り出すものにリアリティを与えるには
それを作る人間が描写する対象を深く理解し、実感を持っていなければ話になりません。
これは私のまったくの偏見ではありますが、
女性作家の場合は概してそれが希薄で、観念的に描いてしまう傾向が高いように思えます。
無論、そうではない人もいますが、一般的に。

そして、”音”の表現。
これは少年漫画や少女漫画などの枠に関わらず、全般に言えることですが
漫画のうえで音楽を扱う場合、「それなり」の「なんとなく」な「雰囲気」で処理される場合がほとんどです。
ほとんど、というか、それが当たり前だったといいますか。

が、この『のだめ』は違う。
音大生の物語なので演奏の場面が要所要所で登場しますが
その演奏の場面がものすごい。
通常の漫画では流されてしまいがちな場面が、
この漫画ではむしろ音楽の演奏場面こそがメインだとすら言えるほどです。

画面から音楽が聴こえる…というよりは音楽を感じます。
音楽が与える情動や空気が、漫画の画面をとおして伝わってくる気がするのです。
そこで演奏されている曲を知らないのに、その曲を感じることができる。

ものすごいことです。
その音楽を聴きこみ、愛して、受けた感動をそのまま漫画で表現してやろう、という
作者の強い意思と姿勢がばりばり伝わってきます。
まさか漫画で音楽が表現できるなんて、この漫画を読むまで考えもしなかった。

音楽以外の部分も素晴らしい!
主人公はいわずもがな、登場する人物が一人一人個性豊かで
物語に厚みを加えます。

でもまあ、なによりも主人公”のだめ”と”千秋”が最高なのですが(笑)

しかしのだめの汚いごみ溜めのような部屋…。
さすがに、のだめほどではもちろんありませんが、ありませんが、ありませんが。
私も部屋、汚いんですよねー…。大掃除で片付けましたけど…。
私も、千秋先輩を手元に一人欲しいです(爆)

でもって時に”鬼”と評されるオレ様千秋様の言動。
私、あれ、
「別に当然のこと言ってるだけじゃん」とか思ってしまうんですけど(爆)
ていうか、ああいう言動って私もなんだか
身に覚えが(爆)

先日のデザフェスの時に、友達に対してキツいこと言ったなぁ…(遠い目)
別の友達にも散々キツいこと言っちゃってます…(--;

でも!でもね、でもね?(汗)
どうでもいい人とか、最初から期待できないような人には絶対に言いません。
「この人はもっとやれるはずだ」「やってほしい」と思うから言うんであって…。
千秋だってそうだと思うんですよね…。
まあ…しょせん余計なおせっかいなんですけど(--;

そんな感じで、妙な点で主人公二人に共感できる部分もあったり(^^;
登場する人物たちが多彩で魅力的なので、
きっと誰でも共感できる部分を見つけられるんじゃないかと思います。

でもなにより、オレ様な千秋がどんどんのだめに飼い馴らされていく様が
一番の見所かもしれません(笑)
今一番つづきが気になる漫画!!(^^)

●単行本1~13巻(以下続刊)
●CD『ブラームス:交響曲第1番』(指揮:千秋真一/演奏:R☆Sオーケストラ)
スポンサーサイト

category: 漫画

tb: 1   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://greeny.blog7.fc2.com/tb.php/204-497d9186
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「のだめカンタービレ」作・二ノ宮知子を読んで

私は、人を笑わすことに長けた「コメディアン」な人々をリスペクトしている。どうしようもない悲しみも絶望も苦しみも極上の「笑い」は、例え一時だとしても忘れさせてくれるから。それに、人を「笑わせる」というのは、「感動」させるよりもずっとずっと難しいと感じている

スタヂオ学び舎日誌 | 2006/01/05 11:00

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。