階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

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はじめての将棋観戦。  

正真正銘はじめての将棋観戦。

私が20回も繰り返しDVDを見るのと前後して、とうとう名人戦が開幕。
タイトル戦はいろいろな理由から平日(しかも水曜とか木曜とか)に開催されるのがほとんどなので
ニコ生で中継といっても仕事中は見られないのが残念。
でも普段も音楽やラジオ聞きながら仕事しているので、音だけ聞いてました。


ところで、将棋の世界には7つのタイトル戦があります。

竜王・名人・王位・王将・王座・棋王・棋聖

それぞれのタイトルの違いは何かといいますと
・スポンサー
・賞金
・持ち時間
・開催時期
が、主に違う点です。

この中で実際将棋を指すうえで一番違ってくるのが「持ち時間」。
対局者が指し手を考えることができる時間のことで、
タイトル戦の中で一番短いのが棋聖戦の4時間、
一番長いのが名人戦の9時間です。
持ち時間は各人それぞれの時間なので、
将棋の展開によって短くなったり長引いたりもしますが、
持ち時間9時間の場合は単純計算で終わるのに18時間かかることになります。
(休憩や食事時間もさらに加わる)
なので、名人戦のような長い持ち時間の対局は二日間に分けて行われます。
早めに仕事が終わって急いで帰宅すると、二日目の終盤戦に間に合う。そんな感じ。


前置きが長くなりましたが、さて。
初めての将棋(しかも名人戦)観戦…これが予想を裏切る体験でした。

いや、男性二人が会話もせず無言で将棋を指してるだけなのは確かなんですよ。うん。
スポーツ観戦のような激しい動きもなければ大観衆もない。
だけど、画面からネットを通じて伝わってくる大迫力。
将棋の最高峰を競い合う二人の男が死力を尽くして繰り広げる紛れもないガチバトル。

人智の限界を極めんとする頭脳と頭脳のぶつかり合い、
そして同時に画面に映し出される人間臭い表情やしぐさ。
二人の男が勝利と名誉を賭けて常人の及ばない知略を巡らせつつ、ぎりぎりでしのぎあう緊張感。
そんな様がパソコンの画面には克明に描き出されていました。

しかしなんといっても、一番心を打ったのが終局の瞬間でした。

将棋の勝負は審判が決めるのでもなければ、勝者が勝ち名乗りを上げるのでもありません。
敗れた側が負けを認めることで勝敗が決します。

極限の戦いで競り合ったその結果、自分の負けを認め、
頭を下げて「負けました」と伝える。

なにしろ何もかもが初めて見るものですので、投了の瞬間もお気楽に楽しみにしていたんですよ。
サッカー観戦で言うと試合終了のホイッスルが鳴り響く瞬間みたいな。
でも想像していたのと実際はまったく違いました。

羽織袴の正装で大の男が、しかも頂点を競い合うような男が、対戦相手に向かって
正座で、自ら頭を下げて「負けました」と告げる。

この残酷で美しい瞬間を初めて目撃した衝撃を、忘れることができません。
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