階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

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デジタルとアナログ  

前後の土日とあわせて9日間の夏休みです( ´ ▽ ` )
さっそく日曜に一泊で箱根へ行ってきたのですが、数日前に渡辺竜王もご家族で箱根旅行されてたようです。
ユネッサンへは何年か前に私も行きました。
小さいお子さん連れのご家族にはとても良い温泉レジャー施設です。

さて、旅館で夕食を終えて日本酒を飲みつつ、日曜夜といえば大和証券杯ですね。
大和証券杯は現在唯一インターネット対戦による公式棋戦で、今期で第6回目。
大変残念ながら羽生二冠は一週間前に郷田棋王に敗れてしまったわけですが、
まあ…それはそれ。

並み居るタイトルホルダーに唯一食い込む気鋭の若手豊島七段と
今期勝率9割越えと絶好調の佐藤王将との注目の一戦です。

不覚にも途中で睡魔に襲われて寝落ちてしまったのですが、対局が終わってから棋譜を確認してびっくり。
佐藤王将が二度にわたる痛恨のクリックミス!!
二度も意図していたのと違う場所に駒を指してしまいました…
しかしそれで勝ってしまうという恐ろしさ。
コメントによると手が震えてしまっていた、とのことです。

将棋ファンになって日が浅いため、今までのこの棋戦の詳しいことはわからないのですが
twitterを見ているかぎりだと、クリックミスはたびたび起こっているようです。
羽生さん唯一の公式戦での反則負けもこの棋戦の第二回。
クリックミスを防ぐための”着手確認チェック”というのが設定できるらしく
そのチェックを忘れての時間切れによる負けだそうです。前代未聞の珍事ですね…。


さて、佐藤王将vs豊島七段の棋譜を追っていて、ふと頭をよぎったことがありました。
私は大学で油絵を専攻していた過去があり、現在はwebデザインを生業としている人間です。
普通webデザイナーはイラストを描いたりしないらしいんですが、
色々幅広い仕事をいただける機会があって、イラストを描くこともしばしば。

ひとくちにイラストといっても、図といったほうがいいようなシンプルなものから
ごりごり描くものまでさまざまですが、共通しているのはデジタルデータであるという点です。
ごりごり描く場合、ペンタブレットというマウスをペン型にしたようなものを使って描きます。

仕事で使うペンタブレットは筆圧やペンの角度も検知される優れもので、描き味もかなりいいんです。が。
どーーーーーしても、違和感が拭えません。
最初は道具に対する慣れの問題かと思っていましたが、何度描いてもこの違和感がまったく軽減しません。
私の絵を描く基礎が完全にアナログなため、感覚の乖離というのが如何ともしがたいのです。
大学同期で現在デジタルでも素敵な作品を作っている友達もいるので、もちろん使いこなして向いている人もいるんですが
私にはどうにも向かないようです(仕事だからやりますけど)。

アナログで絵を描く場合には、

・頭でこう描こうと思う→手が動く

と、手をどう動かすかなどとは考えないでも手が動きます。
文字を書こうと思ったときにペンをどう持ってどう動かそうといちいち考えないのと同じです。

それがデジタルで描く場合は

・頭でこう描こうと思う→デジタルではこうするとああなるから、こう描こう→手が動く

となります。
「頭でこう描こうと思う」「手が動く」の間に、もうひとつ思考が入るのです。
経験によって脳の中に構築された命令系統に、無理やり割り込ませるカタチで考えなくてはならない。
これはかなりしんどいことなんです。
そんなわけでデジタルで絵を描くと、とても消耗してしまいます。
普通に(アナログで)絵を描くのとは違う疲れ方です。

今回の佐藤王将vs豊島七段を観て、モニターに向かってマウスで指すネット棋戦でも
もしかしたら同じようなことが起こっているのかな?と思った次第なのです。
今回は上位者にタイトルホルダーが順当に勝ち進みましたが
現在までのところ比較的若手が活躍している棋戦のようです。
インターネットネイティブな若手棋士は、当然将棋を覚えたての子供のころからネット将棋に親しんでいることでしょう。
素地が固まるまでの過程で経験があるかどうか、というのはとても大きく、
後年補うのは並大抵のことではない(不可能に近い)のではないか…と感じます。

とはいえネット棋戦の重要性は今後増すことはあっても減ることはないでしょうから
なんとかアナログとの感覚の差を埋めやすいシステムを開発するとか
あるいはタブレット端末を使えるようにするなど、対局の形態などが改善されていったらいいなあ、と思います。
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category: 将棋

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