階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

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ハム将棋とか投了図とか羽生さんの大技とか  

我ながら文章のまとまりがなさ過ぎて記事タイトルに困りました。こんばんは。


■vsハム将棋

時々思い出したように指すほうを再開したりして、
最近ハム将棋に初めて勝ちました。

将棋のルールを調べだしたころ、オンラインで将棋が指せる場所としてよく名前を見かけたのが
まずは筆頭の将棋倶楽部24
世界最大の老舗オンライン将棋道場です。
しかしここはレベルが高くて初心者にはお勧めできないから、せめてハム将棋が倒せるようになってからにしなさい、
という感じでハム将棋が紹介されていました。

初めてハム将棋に挑んだのは…将棋のルールを覚えて半年後くらい?だったような。
もちろん惨敗です。
何をどうしても勝てる気がしませんでした。
打ちひしがれてリベンジを胸に誓って多分また約半年後。
今度は手ごたえを感じて先手だと(たぶん)後もうちょっと何とかすれば勝てそう?でも勝てない。

そしてまた半年くらい経って、最近また思い出したように挑んでみたら勝てました!うおー。

でも初勝利はじつはこちらの玉に詰みがあったことが後からわかって…orz
プログラムとはいえ終盤もそれほど強くないようです。
でも、なんだか悔しい。嬉しくない。
のですぐさま再度挑戦。

ham.jpg
投了図。先手もりやん(下側)vs後手ハム将棋。
(棋譜とったんですが、うっかり上書きして消してしまいました…)


(後から見直すと)仕掛けに大いに問題があるものの、それが通ってしまった(ハムが受け間違えた)ために
かえってものすごい大差で勝ってしまいました…
こちらが先手で一手損角替わりみたいな将棋になったのですが、
こちらはほぼ角と銀だけで攻めて、投了図では右桂も飛車も初期配置という…。
自陣は無傷もいいとこ、相手陣だけ壊滅状態。どうやって攻めたんだっていう(笑)
こんな勝ち方、普通に考えてあり得ないと思います(^_^;

いやあ、でも、初心者として最初の目標のおハムさんに勝てたのは本当にうれしいです。
とはいえじゃあ次は将棋倶楽部24に…ていうのは、ちょっと、まだその時期じゃないかなー…なんて。(チキン)

ちなみにおハムさんは先手なら初手7八金、後手なら2手目3二金と指してくるので
じゃあ振り飛車にしたらどうするかな?と思って
いつ以来かわからないくらい久しぶりに飛車を振ってみたのですが
駒組みが終わったところで何をしたらいいかわからなくなって惨敗しました(笑)

このエントリーを書くにあたって再度ハムと対戦してみたのですが、
3勝2敗でした。
先述の通り先手なら初手7八金、後手なら2手目3二金と指してきて、
こちらが角道をあけるとすぐさま角交換してくるので、
いつもハムさんの一手損角換わりになるっていう…。
うーん、他の指し方しないのかなあ??


■美しい投了図

今期王座戦最終局で”美しい投了図”が話題になりました。

2ch名人「将棋の投了図の美しさ」(2chの将棋板やtwitterでの将棋ネタまとめ)
いささか私的すぎる取材後記「第16回 after the fight 戦いの後で」(挑戦者の中村六段が投了図について語ってらっしゃいます)

私には投了図を見て美しいと感じる棋力がないのが残念ですが
この話題で盛り上がっている中、ふと思ったことがありました。

「将棋以外のゲーム(チェスなど)で、こういう概念ってあるのかなあ」

”美しい散り際””死地を求める美学”というのが、とても日本的な考え方に思えたからです。
ゲームの性質を考えても、序盤は激しいが終盤に向けて駒が減っていき静かに幕を閉じる(らしい)チェスでは
取った駒を自分の駒として使えて終盤になればなるほど激しくなる将棋と違って、
”形作り”という概念を実現するのは難しそうな気がします。
それに、チェスが盛んな欧米では、そもそも”形作り”という概念はもしかしたらないんじゃないかなーと。
「なにそれ?あくまでゲーム、勝負でしょ?」という感じで。

そもそもゲームの性質(ルール)だって、
にわとりとたまごではないですが、インド発祥(と言われる)のゲームがそれぞれの進化をたどっていく中で
それぞれの文化、価値観、哲学が反映されて完成されたものでしょうし。


以降、特に調べるでもなくぼんやりとした疑問を抱えたままだったのですが
先日将棋と将棋界に大変詳しいとある方とお話しする機会を得た時に
ちょうど”美しい投了図”が話題にあがったので、これ幸いと質問をしてみました。

「将棋以外のチェスなどでもそういう(形づくりをして美しい投了図を目指す)考えはあるんでしょうか?」
「ないですね。将棋だけです」

ばっさり。

なるほどー。やっぱり。
すっきりしました。

「投了図が美しい」「敗者が美学を求める姿勢に心を動かす」という感性は
やはり日本人の感覚というか価値観によるものが大きいということですね。
(日本人である私が投了図の美しさを自らの力で理解するには一定以上の訓練が必要なのと同様、外国人には理解できないという意味ではありません。)


ところで王座戦終局後に、投了図の美しさが理解できない私のような者の嘆きを憂えて、
棋力のある優しい方々が言葉を尽くして「投了図の美しさとは」をこんこんと説明してくださっていたのですが
たとえば雲がいかに美しいか、花がなぜ美しいか、絵画、音楽、その他どんなものでもいいですが
美しさを言葉で説明したところで、それに触れる者が自ら感じられなければまったくの無意味です。
美しさの本質は対象に存在するのではなく、それを見る者の心にあるからです。

自分にもいつか投了図の美しさが理解できる時が来るといいなあ…



■大技

私が将棋に興味を持ち始めたのが昨年度なので、比較対象が昨年度しかないのでアレなのですが
今年度の羽生三冠は、快勝とか完勝とか圧勝と表現される将棋が多いような気がします。

昨年度はやたら逆転、それも「大」がつくような逆転が多くて
なるほど将棋は逆転のゲームとはこういうことかーなどと思ってたのですが、
昨年度の羽生さんの将棋を基準にするのはどうやら間違っているのではないかと思う今日この頃。

どちらが平常運転なのだろう?と思ったりもしたのですが
多分どちらも羽生さんにとっては平常運転なのでしょう。
それにしても、魅せる将棋だなあ…(うっとり)

今期で今のところ特に印象的だったのは

・順位戦 対佐藤九段戦 △1七角
王位戦 対行方八段戦 △8六同飛
・順位戦 対三浦九段戦 △8六飛
・順位戦 対渡辺竜王戦 ▲6六桂
・棋王戦 対行方八段戦 ▲3四金
王座戦 対中村六段戦 ▲7三銀不成
・王将戦 対佐藤九段戦 ▲3七歩打
・王将戦 対久保九段戦 ▲5五銀

あたりでしょうか。
このうち大技が決まった!というのが

・順位戦 対三浦九段戦 △8六飛
・王座戦 対中村六段戦 ▲7三銀不成

なんといってもこの2つだと思います。
観ていて、ズガーン!と頭を雷で打たれたような感覚がしました。
(もちろん解説がなければ私には何が起こっているかわかりません)


順位戦の対三浦九段戦は私が遅めのお昼をとっていたのが、問題の局面のちょっと前。
三浦九段に羽生三冠が飛車と金の両取りをかけられて、しかも銀まで取られそうなので
えええ、これ、大丈夫なのかなあ…と思っていたら。

いきなり来ました△8六飛!
羽生三冠、飛車をいきなりぶった切ってきました。
駒のやり取りだけで言えば飛車と歩の交換です。
後手の持ち駒はたった今飛車と交換した歩1枚と桂があるのみ。

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

そしてそのまま私のお昼休み終了。
気になりすぎる…。

これは私に棋力がないから、じゃなくて、誰もが「えーーーー!」だったようなのです。(羽生三冠を除く)
控室も棋譜中継コメントの記者さんも最初意味がわからなかったらしいのですが
三浦九段の長考中、検討が進めば進むほど、これで勝負が決まってしまっているのではないか…となったようです。
実際その後の三浦九段の必死の防戦もむなしく、一切のよどみない手順で羽生三冠、完勝。
なんという恐ろしい勝ち方…。

ニコニコ動画で羽生さんが趣味のチェスでGM(※)Peter Wellsに勝った対局の解説動画がありまして
私はチェスはまったくわからないのですが、その動画が好きなんです。
それがもう衝撃的な鮮やかさで…
何故かときどき観てしまうんですけど、それと同じ匂いのする将棋でした。

そのニコ動のチェス解説をしている人は動画中で
「羽生さんの将棋的強さが発揮された~」と語っていますが
いやいや。
いやいや。
いやいや。
将棋だってあんな勝ち方そうそうないぜ(笑)
(絶対明言してくれないだろうけど、いったいどこから読み切ってたんだろう…)

この三浦戦もPeter Wells戦も、「羽生さんの羽生さん的強さが発揮された」対局と言えるのではないでしょうか。

この将棋をとてもわかりやすく解説されてるブログ記事。オススメです。
二森日和「第72期A級順位戦3回戦 三浦弘行九段-羽生善治三冠 「鬼跡」の価値は。」

※GM…Grand Masterの略。チェスでレーティングが一定以上に達した人に与えられる最上位の称号


もうひとつの、王座戦の対中村六段戦はタイトル戦最終局という緊迫した状況でもあり
将棋そもそものも、飛車で中央突破を図る羽生王座vs飛車を抑え込もうとする中村挑戦者という
ヒリヒリじりじりした構図。
羽生飛車が中央で抑え込まれそうで、息苦しい時間が続いたのですが
夕食休憩前後で戦況が動きました。

左辺中央で桂馬の交換をしてから後手の角を封じ、
今度は右辺に戦場を移して攻撃の足場を構築、そこから再度左辺へ切り返しての問題の局面。
▲7三銀不成!
6四にいる後手の角取りに銀をひっかけて、一時は封じ込まれそうだった羽生飛車の頭上がズバッ!と鮮やかにひらけました。

ダイの大冒険でキルバーンの罠にかかったダイとポップの頭上がメドローアでひらけた、みたいな。
(誰に通じるんだこのたとえ…)

7三の銀は同角でタダですが、取った瞬間飛車に成り込まれてしまい
さきほど攻撃の足がかりを作った右辺とあわせて左右挟撃がきまる、という大技。
トッププロ同士でこんな大技がきまるものなのですね…ため息が出ます…。


で、特に三浦九段戦の△8六飛で思ったのですが
羽生さんが以前語っていた
「相手の力を利用して技をかける、という点で将棋と武術は似ている。」という言葉。
飛車金両取りなんてこちらも大技ですが、その直後に△8六飛の返し技で一刀両断。
「▲6三銀~▲7二角(飛車金両取り)と来られたら、こちらはこうするしかなかった」と
淡々と感想を語ってらっしゃいますが、
相手の力を利用して技をかけるというのは、こういうことか。と。
だから一番強い手で行くのが必ずしもいいわけじゃないと。
強い手で行くと強い手が返ってくるのだと。
なるほどー、と思ったのでした。



■竜王戦閉幕。王将戦へ

で、最後の話題がこれか、という感じですが。
今期竜王戦が閉幕しましたねー。
渡辺竜王10連覇ならず、森内竜王名人が誕生しました。

渡辺二冠の敗れ方が今期棋聖戦の敗れ方に似ていて、
森内竜王名人の勝ち方(というか強さ)が、今期名人戦をほうふつとさせました。
そんなわけで羽生ファンにとっては観ていて複雑な思いに駆られるシリーズでした…。
それにしても激戦続きの面白い将棋でした。
第4局は羽生さんがニコ生解説で、将棋もシリーズ随一の熱戦で、大変盛り上がりました。
(リアルタイムで観られなかったのがとてもとても残念)

竜王・棋王・王将vs名人の対局を、王位・王座・棋聖が解説するんですよ!?
なんだこの贅沢は。

竜王位を失った渡辺二冠ですが、年明けからの王将戦の挑戦者は
挑戦者決定リーグ全勝の羽生三冠に決定
しました!!

今年度最後のタイトルである棋王戦にも
まだ羽生三冠の挑戦の目が残されています。(4連勝が必要ですが)


「羽生さんと同じ時代に生まれて棋士として幸せ」
「羽生さんには特別な感情を抱いている」
「羽生さんは自分を引き上げてくれる世界でたった一人の人」

などと、このところ羽生さんへの熱い想いが溢れ出まくっている渡辺二冠
正直、羽生ファンとして困惑します…
どうしちゃったの…


なにはともあれ、年明けの王将戦が楽しみです。



【第63期王将戦七番勝負】

渡辺明 王将 対 羽生善治 三冠
第1局 1月12日(日)・13日(祝)
静岡県掛川市 掛川城二の丸茶室
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category: 将棋

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コメント

おかしい

ハム将棋に負けるなんて幼児以下。このブログの著者はこんな内容をつらつらとかいていて頭がおかしい。弱いというか頭がおかしい。

URL | 弁護 #-
2015/01/16 13:37 | edit

Re: おかしい

誰でも最初は初心者です。

URL | もりやん #-
2015/02/15 22:23 | edit

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