階段下のがらくた部屋

ハリー・ポッターの感想・考察から日々の雑事まで。だったのが色々あって将棋とか。

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

第8回朝日杯将棋オープン準決勝・決勝 「準決勝」  

2月14日(日)、第8回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝が有楽町マリオンで開催されました。

(いつもどおり)記事が長くなりすぎたので準決勝と決勝とで分けてます。
第8回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝「決勝」

朝日杯の特徴はなんといっても準決勝・決勝が公開対局で、すぐ目の前で迫力あるプロの将棋を観戦できるという点。
やはり公開対局の公式戦ではJT杯もありますが、
あれはものすごく広い会場で、一番前の席でも対局者との間にそれなりの距離があるのですが
この朝日杯は本当に目の前。
対局者の溜息、つぶやき、すべてが伝わります。
今回もそんな素敵な現地観戦に行ってきました!


ベスト4のメンバーはうち3人が去年と同じ。

羽生善治名人
渡辺明二冠
豊島将之七段
伊藤真吾五段

伊藤五段は羽生名人と同じ八王子将棋クラブ出身の33歳。
朝日杯では4年連続本戦出場で今回初めてのベスト4入りとのこと。

準決勝の組み合わせは
羽生名人vs伊藤五段
渡辺二冠vs豊島七段


150214.jpg
対局会場。羽生伊藤戦。
対局机の向こう側に中継記者と記録係が座り、私たちは長机で囲まれた外側から観戦します。


振り駒の結果伊藤五段と渡辺二冠が先手となり、10:30に対局開始。
持ち時間はチェスクロック使用で40分、切れたら一手60秒以内です。

以下対局中(当然解説なし)に私が観戦しながら思っていたことなどを。

羽生名人vs伊藤五段戦

伊藤五段先手で先手中飛車。
先手中飛車といえば王座戦第4局で豊島七段相手に完敗したのが思い起こされます。
対する羽生名人は五筋の位取りを許さない作戦。
途中チェスクロックがおかしかったのか、予備のものに差し替えるトラブルがあって
記録係の竹部女流三段がそうとう慌てていました。
持ち時間が短い対局ですから、焦りますよね…

後手が角筋をあけたところで先手から角交換。すでに7七に上がっていたので2手損です。
私が初めて中飛車を指されたころは五筋の歩交換後すぐに五筋の歩を打ってしまっていたのですが
金銀が守っていれば飛車は成れないので、すぐに打つ必要がないと気付いたのは
羽生名人の対中飛車の将棋を見てからのことでした。


先手は片美濃、後手は…全体的に盛り上がっていく作戦なのかな?
それに対して先手は中央から突破を目指すのかな。
先手が7七にいた銀を6八に下げた時、
後手の飛車先交換できないのかなーとか思ってたんですが、できないんでしょうか。
それよりもっと価値の高い手があるという事なんでしょうか。
わかりません。
消費時間はお互いだいたい同じくらいで進みます。

羽生名人が長考の後、玉頭の歩(間に銀がいるけど)を突いたのを見て、積極的に動いていく方針なのかなーと。
しばらくして後手の陣形が上部に厚くなったあたりで後手が飛車先を交換して戦闘開始。
六筋と七筋で歩がぶつかって、先手が端角を打って飛車を追い払って七筋の歩を取ったところで
△1五歩。

ここで端!!
このまま左辺(後手の右辺)から攻め込まれたら後手まずいんじゃないのかなーとか思っていたところで反対側。
手持ちの歩、一枚だけですけど…何を狙っているのだろう???

そして▲同歩の後、端はそのまま放置で後手は歩を補充して
桂馬と銀をそれぞれ交換してお互い手持ちにしてから
△1七歩。

あっ、香車を釣り上げて桂馬を打とうという事か!
▲同香△1六歩▲同香に△2四桂。
このままだと王手で香車が取られてしまう上、先手玉危険そうに見える。
ということで
▲2五銀△1六桂▲同銀に

△4三角!!
金銀両取り!!!!うわーうわー。
プロ同士でこんなにきれいに決まるものですか…
というか、△1五歩のタイミングがすごすぎる…
7八の金は後手の飛車成を防ぐ防波堤。
格言は両取り受けるべからずとは言いますが、
金をタダで取られてそのうえ馬まで作られて、飛車成まで約束されるとなってはこれは先手たまりません。
というわけで金側の角筋を止めて後手は銀GET。

これは間違いなく後手いいでしょう…
▲4四歩△同銀▲5六桂と銀取りに打たれますが
△5四銀打
得した銀を足して厚く守ります。
この銀は角取りにもなっているので攻めの催促という意味もあるのですかね。

▲4四桂に角取りに銀を残したまま△同金。
銀は取り返されたけど後手の香得。角取りも残ってて先手忙しそう。
というわけで角を逃げて▲7三角成。
うーん、馬はできたけどただ逃げるだけの手で、あまり良さそうに見えないなあ。

△3四角
銀を取った角が再び戻って再度金取り。
やっぱり金を無条件で取られるわけにいかないでしょうね。先手辛そう。
後手の王様のすぐそばには守り駒いないけど、
でもなんか、飛車を持たれなければ差し迫った危険はなさそうに見える。

金を守りつつ▲5六歩。後手の銀の頭に歩を。
その歩を手抜いて△1六桂。王手。
左に逃げるのかな?と思いきや▲1八玉。先手玉狭そう。
△1七歩。再度王手。
▲同桂
さらに先手玉が狭く守備がもろくなった。
開戦直後の△1五歩▲同歩がめちゃめちゃ生きてますね…


△5六角▲同飛
そうか、玉の処遇を聞いてから5六の歩をどうするか決めるほうがいいのか。

飛車切った!たしかに再度金を守るだけじゃあ辛そうだけど。
あれ、でも、飛車取った手、詰めろじゃない!?
▲2九銀
というわけで受けたのか。
この後どうすればいいのか私にはわからないけど、たぶん羽生名人はもう逃さないですよね…

△1五香

もうゆっくりした手でも大丈夫という事かな。
先手はやっと1筋の歩が切れたけど、肝心な受けるためのスペースがないですね…

▲7四馬。
今度は先手が後手に金銀両取りをかけました。
けど、これ、なんとなくだけど、羽生名人は手抜くんじゃないかな。

△2八銀
やっぱり。決めに出たのかな。駒は取られる瞬間が一番働く、というあれですか。

隣の対局が終局したようだけど結果はどうだったのかな。
隣の大盤の一部しか見えないけど、後手の持ち駒がすごく多そうに見えるから、たぶん先手の渡辺二冠勝ちかな。

▲同銀△同桂成▲同玉△一七香成
王手で桂馬をタダ取り。
▲3九玉△5七銀成

ここでようやく両取りにかけられていた銀を成って、左右挟撃体制完成。
そして伊藤五段が投了されました。

2年連続決勝進出!!(* ´ ▽ ` *)
それにしても、鮮やかだったなあ…!!!

関連記事
羽生名人ら4強、いよいよ激突 朝日杯将棋オープン戦



長くなってしまったので決勝は別記事にします。
スポンサーサイト

category: 将棋

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://greeny.blog7.fc2.com/tb.php/411-82d6e650
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。